債務整理のデメリットを知恵袋で探す人が絶対に知るべき2つのこと

    債務整理のデメリットを知恵袋で探す人が絶対に知るべき2つのこと
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    債務整理をするべきか、デメリットはないのかを第三者の意見としてYahoo!知恵袋で意見集めたり、解決済投稿を見る人は多いです。

    しかし、知恵袋には回答をしてポイントを集めたいだけの人や冷やかし、質問と回答を自作自演して自分のサービスへ引き込もうとする業者も数多く存在します。

    無法地帯ともいえる知恵袋で債務整理のデメリットについて調べてもあなたの決断材料にはなりません。

    債務整理でどんな人でも絶対に注意すべき点は2つだけです。2つのデメリットさえおさえておけば、3年~5年以内に絶対に借金問題を解決することができます。

    目次

    債務整理のデメリットを知恵袋で探す意味がない理由

    知恵袋は回答者の質が低い

    Yahoo!知恵袋にはどんな質問にも回答してポイントを稼ごうとする人、そのジャンルで1回だけ回答をしたらアカウントを捨てる業者が存在します。

    そのため、債務整理に特化した専門家はいません。

    回答者の品質が安定しないので、質問者の質問を投げた時間帯やタイミングによっては的外れな回答や「債務整理を検討している奴はクズ」だといった誹謗ともとれるような回答がと届いたりします。

    中には専門家でも「その通り」と思える内容もありますが、必ずしも正しい回答が出ているわけではありません。

    悩みの内容が増える

    債務整理とは任意整理、自己破産、個人再生の手続きをまとめた内容を指す言葉ですが、質問者の多くは任意整理のことを債務整理として質問するケースがほとんどです。

    自己破産や個人再生といった新しい言葉を聞いたことで、自分は何の手続きをすべきなのかさらに悩んでしまう人も少なくありません。

    悩みが増えるとめんどくさくなり、借金問題から目を背けて結局、債務整理ができずに苦しむという悪循環になってしまう人が多いです。

    債務整理のデメリットを知恵袋で集めるとかえって余計な情報を集めて正しい判断ができなくなるので、弁護士や司法書士にデメリットを理解できるまで話を聞くべきです。

    自作自演をしているケースがある

    「債務整理 デメリット」や「債務整理とは?」で検索すると丁寧に回答していることに加えて、自分たちのサービスへ誘導するためのURLを張り付ける業者がいます。

    これらの質問者のIDは非公開であることが多いです。

    回答者が複数のアカウントを作って質問を作って投稿し、それに対して決められた回答とサービス紹介のURLを張り付ける自作自演のよくある手口です。

    債務整理のデメリットを知恵袋で探す人が絶対に知るべき2つのこと

    • 今後の生活に関わるデメリット
    • 手続きに関わるデメリット

    今後の生活に関わるデメリット

    債務整理をすることで生活に支障が出るデメリットは2つあります。

    1つ目は、クレジットカードの利用や作成ができなくなる可能性があること。2つ目は、銀行ローンが組めなくなることです。

    クレジットカードの利用や作成ができなくなる可能性がある

    債務整理をするとほぼ確実にブラックリストに載ることになります。

    ブラックリストに載ると信用情報機関に名前が載るため、各カード会社の利用ができなくなることがあります。

    高確率で利用と新規作成ができなくなりますが、100%ではありません。中には債務整理中であってもクレジットカードを利用・作成できるカード会社もあります。

    また、PayPayや楽天Payなどのキャッシュレス決済は今まで通り使用できるので、決済方法で生活に影響が出ると思っている人はそこまで不安になる必要はありません。

    銀行ローンが組めなくなる

    ブラックリストに載ると銀行へのローン審査には通らなくなります。

    ブラックリストは借金を完済してから5年~7年しないと消えることがありません。そのため、返済計画が3年の場合は8年~10年はローン審査ができないことになります。

    しかし、銀行ローンではなくノンバンクローン(フラット35など)を利用すれば住宅ローンを組める可能性も出てきます。

    また、車も中古車であれば自社ローンを利用すれば債務整理中でもローンを組んで車を購入することもできます。

    以上のように銀行ローンに執着しなければ回避策はあるので、まずは先のことよりも今の借金を無くすことに専念すべきです。

    手続きに関わるデメリット

    債務整理をすることで生活に支障が出るデメリットは2つあります。

    1つ目は「ローンが残っている物は回収の対象になる」こと、2つ目は「保証人付きの借金は保証人が借金を肩代わりする」ことです。

    ローンが残っている物は回収の対象になる

    ローンが残っている商品は貸金業者もしくは裁判所に回収されてしまいます。

    なぜならローンが残っている商品の名義は債務者(あなた)ではなく、金額を立て替えている貸金業者だからです。

    回収されたくない物があるときは、ローンが残っている業者1社だけを債務整理の対象から外して、他の貸金業者を債務整理の対象にすれば手元に残すことができます。

    財産業者任意整理
    するかしないか
    A社しない
    B社する(回収)
    パソコンC社しない
    ブランド品B社する(回収)
    債務整理をした時の例

    例えば、家とパソコンだけは残したいという人は車とブランド品を購入したローン会社(貸金業者)だけを任意整理すれば家とパソコンは回収されません。

    保証人付きの借金は保証人が借金を肩代わりする

    保証人付きの借金を債務整理すると、債務者(あなた)は借金を減らしたり、なくすことができますが、免除された借金は消滅することはなく、保証人が全て支払うことになります。

    あなたが分割で支払っていた借金は、民法137条の期限の利益喪失条項にのっとり、保証人が残りの借金を一括で支払うことになります。

    回避策は保証人付きの借金は債務整理の対象から外すか、保証人も連名で債務整理するか、になります。

    連名で債務整理すれば請求は保証人に行きませんが、保証人もブラックリストに載ることになります。

    債務整理のデメリットを知恵袋で探す人が気になるお金に関すること

    債務整理はいくらからすべきか

    債務整理はいくらからすべきなのか、自分の借金額が債務整理にふさわしいのか気になる人が一定数います。

    債務整理すべきかの判断基準は2つあります。

    • 年収の3分の1以上の借り入れをしている
    • 2年以内に完済できる見込みがない

    年収の3分の1以上の借り入れをしている

    複数の貸金業者から年収の3分の1以上の借金をしている人は返済能力が追い付いていないと自覚すべきです。

    一刻も早く債務整理をして借金を減額したり、ゼロにするべきです。

    2年以内に完済できる見込みがない

    借金の返済が2年以内にできない人も債務整理をするべき人です。

    複数の消費者金融からお金を借りている人の多くは金利10%~18%で借りている人が多いです。

    金利10%~18%でお金を借りていて、2年以内に返しきれないなら債務整理をした方が総返済額は安くすみます。

    1社から90万円を借りている場合
    借金の金利通常の返済総額任意整理後の総額
    金利18%122万4,000円84万円(目安)
    金利17%120万6,000円
    金利16%118万8,000円
    金利15%117万円
    金利14%115万2,000円
    任意整理後は元金+依頼料

    借金の返済に2年以上かかる人は任意整理をした方が40万円近くお得になるケースがあります。また、任意整理をすると3年~5年で完済する分割支払いの契約もできるようになるので毎月の返済額をグンと減らすこともできます。

    2社以上からの借り入れをしていたとき
    借金の金利通常の返済総額任意整理後の総額
    金利18%122万4,000円94~100万円(目安)
    金利17%120万6,000円
    金利16%118万8,000円
    金利15%117万円
    金利14%115万2,000円
    任意整理後は元金+依頼料

    借金の返済に2年以上かかる人は任意整理をした方が20万円以上お得になるケースがあります。また、任意整理をすると3年~5年で完済する分割支払いの契約もできるようになるので毎月の返済額をグンと減らすこともできます。

    任意整理の依頼料は貸金業者1社あたりに費用がかかります。そのため、3社以上の借り入れになると依頼料の方が高くなる可能性があるので、どのように返済をしていくべきか相談する必要があります。

    債務整理はいくらかかるのか

    任意整理は1社あたり5万円~15万円、自己破産は30万円~130万円、個人再生は40万円~70万円の費用がかかります。

    費用の相場
    任意整理5万円~15万円
    自己破産
    (同時廃止)※1
    30万~50万円
    自己破産
    (管財事件)※2
    80万~130万円
    個人再生40万円~70万円
    ※1同時廃止は財産が残っていない人がすぐに自己破産を終わらせる手続きです
    ※2管財事件は財産が残っていて処分して返済に充てることができる場合にする手続きです。

    費用が用意できないのではないか

    債務整理を依頼を考えていてもお金がなくて依頼できないと考えてる人がいます。

    しかし、債務者(あなた)は債務整理の手続きが終了するまでの間は、貸金業者に対して返済をしなくてよくなります。

    そのため、手続きしている間に支払う予定だったお金の中から債務整理の費用を用意できます。

    債務整理の手続きは3か月~1年程度かかります。

    債務整理のデメリットを知恵袋で探す人によくある質問

    債務整理をした方が良い借金額は?

    債務整理をした方が良い借金額は人によってちがいます。自分の収入の3分の1以上の借金をしていて、2年以内に完済できない人は債務整理をした方が良いです。詳しくは「債務整理はいくらからすべきか」をご覧ください。

    債務整理にはいくらかかる?

    債務整理の手続きは任意整理、自己破産、個人再生があります。任意整理は1社あたり5万円~15万円、自己破産は30万円~130万円、個人再生は40万円~70万円の費用がかかります。債務整理の依頼資金の用意の仕方など「債務整理はいくらかかるのか」で解説しています。

    情報の信頼性の担保

    当記事の情報の質を担保するために、上記の組織及び政府機関の情報を参照しています。

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